こんにちは。
zunyanと申します。
私はHSS型HSP気質があるのですが、
以前は不動産業界で営業職を5年ほどやっていました。
(※HSS型HSPとは、過度に繊細で傷つきやすいが刺激を求める気質のことです)
HSS型HSPのことを調べていると
HSS型HSPは営業職に向いている!
という文言を見かける機会が多いのではないでしょうか。
自分自身「営業が向いている」と感じることも多かったのですが
営業に向いていないと感じる時が、しばしばありました。
今回は
HSS型HSPの私が営業に向いていないと感じた理由をご紹介します。
ネガティブな記事ではなくて
こんなところに気をつければ
営業やれるかな
と、ポジティブに捉えてくれると嬉しいです。
今回の記事を見て
これなら大丈夫そう!
と思える方は、営業職に向いているかもしれません。
HSS型HSPの私が営業に向いていないと感じた5つの理由
営業職は気配りができる方に向いているため
よく気づくHSS型HSPの方には、営業職が向いている側面があります。
また、営業職は他では得られない大きな達成感があり、基本的にはとても楽しい仕事でした。
でも営業をしていると時々つらい事があるので
落ち込んでしまって
自分には
営業が向いていない…
と思う日も多々ありました。
営業職をしていた時は
「向いている」「向いていない」が、しょっちゅう頭の中でぐるぐるしてました。
そんな私が営業をしていて「向いていない」と感じた理由は以下の5つです。
①自社商品を売る事に罪悪感がある
②クロージングがつらい
③クレーム対応がつらい
④社内の空気がつらい
⑤電話をかけるのがつらい
一つずつお話ししていきます。
①自社商品を売ることに罪悪感がある
お客様にとって良い商品なら、全力でおすすめできます。
でも、しばしば
お客様のニーズに自社商品が合ってないことがあるのです。
そんな時
正直このお客様の要望だったら
他社商品のこれがいいだろうな…
と心の中で思っている自分がいました。
とはいえ営業職なので、売らないといけないのです。
他社をディスる必要は必ずしもないけど、他社をおすすめするなんて言語道断。
営業として当たり前のことなんですが、
絶対こっちの方がいいと思っているのに
違う方(自社商品)を勧めないといけない
という罪悪感が辛かったです。
あと「タイミング的に今じゃない」というのも結構ありました。
でも、下っ端の若手営業がそんなこと言えません。
上司から
今月売るように
言われているし…
ベテランの方とか超売れっ子の方は
あなたが買うのは
今じゃないですよ!
で、数年後にお客様が戻ってきて契約できるケースも多々あります。
しかし、当時の私は中途半端な若手だったので、そこまでは言えませんでした…
なるべく割り切って自社商品をちゃんと営業していましたが、心がモヤモヤする日は多かったです。
②クロージングがつらい
クロージングとは
「御社で契約します!」
とお客様に言ってもらうこと。
若手のクロージングは上司が同席することが殆どなのですが
このクロージングの空気がつらかったです。
駆け引き戦というか、上司もお客様も黙っていたり、どっちも譲れない空気感。
切羽詰まった感じが息苦しくて
ついお客様に逃げ道を作ってあげたくなる自分がいました。
もっと時間あげたいよ…
実際には一緒に黙っていたのですが…(笑)
上司から言われている期限があるため
決めてもらうしかないのが、辛かったです。
クロージングできませんでした…
と報告すると、それこそ地獄が待っているので(笑)
③クレーム対応がつらい
「クレームがつらい」というのは、想像できる方が多いのではないでしょうか。
めっちゃつらいです!!
理不尽なクレームはもちろん嫌なのですが
会社が悪いであろう理由で
普通に良い人から悲しみのクレームが来る
というのが、本当につらかったです。
もう泣きそうでしたね。
「クレームが毎日来る」というほどではありませんでしたが
営業職はクレーム対応を避けられないことを、覚悟しておいた方がいいです。
クレーム対応のコツは
なるべく感情に流されず淡々と冷静に対応すること。
難しい…!
④社内の空気がつらい
営業は実力勝負。
社内では、成果が出ていない人が上司に叱責されているのが日常でした。
自分が言われる時は
ごめんなさい…
くらいで意外と平気だったのですが
怒られている人を見ているのは辛かったです。
見ないようにしてても、特にHSPの方は自然と耳に入ってきてしまいますよね。
・逆ギレしそうになっている人
・泣きそうな人
・ちゃんと聞いてない人
色んな人がいましたが、それぞれ気になってしまい、社内ではストレスが溜まることが多かったです。
営業会議とか本当に最悪…
とはいえ、営業は外に出れるのが良いところです。
雰囲気の悪い会社の営業事務の方などは、もっとつらいかもしれません。
⑤電話をかけるのがつらい
HSPの方は、電話が苦手なことが多いのではないでしょうか。
私もその1人です
表情が読めないし、相手がどんな感情なのか分からなくて不安になります。
しかも私の場合、営業で電話するときは
ほとんど見ず知らずの方にかけることが多かったです。
かけて早々
あ?
とか言われることも、しょっちゅうありました(笑)
嫌みな事を言う人とか、やたら話が長いだけの人とか、辛かったです…
知っている人の電話は大丈夫でしたが
電話が終わった後
あの表現
大丈夫だったかな…?
などと、そわそわしていました。
まとめ:HSS型HSPが営業に向いていない5つの理由
読んでいて、辛くなった方もいらっしゃるかもしれません。
誤解しないでいただきたいのは
私は営業で良い思い出がたくさんありますし
営業をやって良かったと心から思っています。
(営業をやっていて良かったことについても記事にしています。)
いい意味で割り切ってお仕事ができる方であれば、HSPでも営業で成果を出せると思います。
zunyanも普段は割り切って仕事をしていました。(たまにつらくなってましたが)
最後に私から
営業職をする(している)HSPの方に気を付けてほしいことをお話しします。
それは
お客様に共感しすぎないこと
です!
お客様が何を考えているかは分かりません。
そして、もしあなたがお客様の気持ちに共感して辛くなっていたとしても
お客様には伝わりません。
良い意味で「何も考えない」くらいが、HSPの営業さんにはちょうど良いと思います。
営業は自由にスケジュールを組めるところが大きなメリット。
適度にリフレッシュしつつ、楽しんで営業ができると良いですね!
この記事が参考になれば幸いです。
ほかにもzunyanblogではHSPの方向けに
さまざまな記事を書いています。
良かったらご覧ください。
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